『真面目さ』は、あなたの「強み」

 

「気にしすぎるな」

「もっと楽に考えろ」

「真面目すぎる 」

仕事や職場で悩んでいるあなた。

よく、こんなことを言われるのではありませんか?

 

何事も、もっと軽~く考えられたら、楽なのに。

他人の言動なんて、さらりと受け流せれば良いのに。

細かいことを気にせず、気付かず……そんな人がうらやましいとさえ思いますね。

 

しかし、いくら「気付くまい」としても

他人や物事を適当に受け流そうと思っていても

あなたにとって、それはなかなか難しい芸当なのです。

マイペースな誰かを真似して、出来るものでもありません。

「気付かない」「気にしない」というのが、本当に難しい。

逆に、「あなた(たち)はどうしてそんなに『細かいところまで気にしない』のか!!」と、周囲へ怒りが沸いてくる始末。

そして、あなたはまたどっと疲れてしまいます。

 

細かいことを気にせず、楽天的にふるまう人が評価されやすい傾向は、すでに学生社会でよく見られる傾向でもあります。

明るくて、いつも言いたいことを言っているような、そんなハキハキとした人が、クラスでも先生方にも人気を得やすい傾向です。

反対に、(少し極端にいえば)他人を気にして自分を出さない、普段からおとなしめの

人だと、特に問題を起こしているわけでもないにもかかわらず、前者より、周りからの評価が低かったりするのです。

たとえ後者が『勉強のできる人』であったとしても、(成績は良くても)個人の強みには繋がらなかったりして、すでに学生時代(子どもの頃)から、自信をなくしてしまうパターンに陥ってしまったりします。

 

ところで。

学生と社会人は、違います。

仕事への姿勢が「楽観的」では困ります。

職場という組織の中で、あまりに「マイペース」な人は、もはや迷惑です。

 

仕事に真面目に取り組む姿勢

周囲へ真面目に接する姿勢

本来、これらはもっと評価されるべき項目です。

 

真面目に取り組むことで、仕事上で気付くこと。

職場の人や職場環境に、人一倍配慮することで、良くなっていること。

あなたの『真面目さ』で、その組織がどれだけ助けられていることか。

周りはあなたに感謝して当たり前なのに、「気にするな」だの「真面目すぎる」だの、まったくどの口が言いますか。

 

悲しいかな

世の中には、どう頑張っても「真面目さ」と「気付き」の力が足りない人というのが、普通にいます。

あなたの真面目さは強みなのです。

だから決して自分自身を悲観したりはしないで下さい。

 

どの仕事、どんな職場であっても

あなたのその『強み』は、あなたの『武器』でもあるのです。

 

 

 

* Dear Heart *

働く人のメンタル相談室