例えば
「今のこの会社で、この先、長い年月を続けていく自分が想像できない。または耐えられない」
だとか
「職場の雰囲気に馴染めない」(残業や休日出勤を強いる雰囲気であったり……)
「どうしても仕事がつまらない」
「職場の人に困らされていてつらい」
だとか、理由はそれぞれだとは思いますが
とにかく、今の職場を「辞めたい」という気持ちが、あなたの心に生まれてきます。
ですが、
「いま辞めても、すぐに次の仕事は見つからないのでは」
「年齢的なものもあるし、新たな転職活動もきつい」
「転職しても、また同じ状況になるかもしれない」
そして
「自分が辞めたら、(職場の人に)迷惑をかける」
「これ(退職)は逃げなのではないか」
「そもそも、辞めることを(上司や周囲に)言い出すのが、恐い」
な~んてことを考えて、あなたの気持ちは疲労困憊。
毎日、この二択の迷いに左右されながら、どこか光の灯らぬ暗い日々を毎日過ごしていくわけです。
ああ、想像しただけでも疲れますね。
体も疲れ、心も疲れる。
それでなくとも、働く日々というのは疲れるものです。その上で、迷っている状態で働くというのは、どんどん不健康な疲れをあなたにもたらしてしまうことでしょう。
退職、そして転職。
大きな大きな選択です。迷うのは当然ですし、迷うこと自体は悪いことではありません。
迷って、悩んで、その先に進む道が見えてくるのだと思います。
「辞めたい」気持ちが強いけれども、いろいろと思ってしまって「辞める」決断ができないとき……
そうなったら、ぜひ一度、あなたの中で、以下のことを本気で実感してみて下さい。
☆(辞めるなら何月何日……と)退職日をリアルに決める
☆その退職日までに、するべきこと(「まずは上司に話す」など)をリアルに想像する
☆「退職日を決めた状態の自分」はどのような気持ちになるかを、これまたリアルに想像する
さて、あなたの心はどのような状態になったでしょうか。
会社に退職をカミングアウトする恐怖や、今の職場や立場への、後ろ髪ひかれる思いのようなものが浮かんできたりしましたか?
それとも、ようやく「辞める」ことを決めたことで、(転職活動への不安はあれど)どこか晴れ晴れとした気持ちが心に浮かんでみえたでしょうか?
もしも後者の考えになったのであれば、あなたには、今の職場を離れる時が来たということなのかもしれません。
まだ迷う気持ちはありながらも、退職へ向けて、本気で動いて良いということなのでしょう。
辞めることを話す恐怖や、今の職場や仕事への「未練」が浮かんできた……
あなたがそんな前者の状態を感じたのであれば、今は、決断は少し待ったほうが得策ですよね。
そして、「やっぱり辞めたいかも」と迷いで気持ちが暗くなるたびに、この『退職日を決めたら』のイメージをリアルに心で展開して、自分の本気を確かめてみて下さい。
いろいろ状況はあるでしょうが
「辞めることは、いつでも出来る」と。
この考えを、どんな時でも忘れずに。
辞めるか、続けるか。
『今』とりあえずどのスタンスでいるかを決めるだけでも、道の見えない苦しみは和らぐはずですよ。